2010-07-06 今福龍太 人類 芸術 美学 読書 今福龍太『野性のテクノロジー』(1995) 異文化の接触の問題(といっても、そもそも文化は接触以外のなにものでもないが)は、ミルチア・エリアーデの宗教史を貫くモチーフでもあったが、近代以降の芸術(シュルレアリスムだけでなく)にとっても想像以上に大きく、面白い模様。いわゆる「オリエンタリズム批判」の単調さに辟易してこの問題に眼を向けないのは、少々もったいないことかもしれない。なんにせよ、マヤ・デーレンのことは少し調べてみたく思う。