現代社会におけるイメージの問題を、実体とその影というメタファーから出発して考察した書物。過去の痕跡を読み、そのデータを蓄積するという行為が、未来を予測するという行為と不可分であることを論じている箇所があるが、そこで面白いのは、かつてはこれ…
アラン・バディウ(1937- )が、現在支配的な倫理の言説の欺瞞を苛烈に批判した書物。一方では、善意やユマニスム(人道とか人間性とか)などの名のもとに、〈同情者/犠牲者〉の権力構造を再生産し続ける「似非カント主義」(カント本人ではない)が批判さ…
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