- Saverio Ansaldi, Giordano Bruno. Une philosphie de la métamorphose. (2010)
やたらと「métamorphose」ばかり繰り返す冗長さは措くとして、ブルーノの政治思想の再構成に際して、「権利なき法」などの刺激的な論点をうまく取り出しているように思う。少々ドゥルージアン的なバイアスが強い感もあり、そのバイアスを差し引く必要はありそう。マキアヴェッリとの接点あたりからポーコックやスキナーを経由するなどしてみてもいいかもしれない。ポーコックもスキナーも浩瀚すぎていつも挫折していたりもするけれど。