2010-08-09 風間喜代三、アガンベン 言語 歴史 哲学 読書 風間喜代三『言語学の誕生』(1978) Giorgio Agamben, Signatura rerum. Sul metodo. (2008) 比較文法におけるアナロジーの用い方、その恣意性を回避するために実際の歴史的状況を参照するというやり方は、なんだかヴァールブルクのイコノグラフィーにどこか通じている気もする。アガンベンがヴァールブルクとバンヴェニストに傾倒するのは、このあたりにも理由の一端があるのだろうか。 それにしても、かねてからいちどちゃんと音韻論の勉強をしたいと思っていたけれど、その思いはますます強くなる。