2010-08-08 ノヴァーリス、風間喜代三 歴史 言語 読書 ノヴァーリス「断章と研究」(1799-1800) 風間喜代三『言語学の誕生』(1978) ノヴァーリスが最晩年の「断章と研究」に書き残したスピノザについての言葉を調べるべく、ひとまず邦訳であたりをつけようと手に取った二つの『ノヴァーリス全集』。牧神社版(1976-1978年)も沖積舎版(2001年)も、「全集」なのに実際には抄訳というオチ。求める断章がなかったり、断章番号が振りかえられていたり。ということで、ちくま文庫版の『ノヴァーリス作品集』(2006-2007年)がいちばん充実していることを知る。