The Passing

岡本源太(美学)。書物を通過する軌跡。http://passing.nobody.jp/

2005-08-14から1日間の記事一覧

 ガストン・バシュラール『新しい科学的精神 (ちくま学芸文庫)』(関根克彦訳、ちくま学芸文庫、2002年)

ガストン・バシュラール(1884-1962)が、相対性理論や不確定性原理といった20世紀前半(バシュラールの同時代)の科学理論における客観性の在り方について論じた書物。バシュラールの科学哲学において重要なのは、「プロセス」の重視にあるように思う。たと…